令和6年新年のご挨拶

2024年1月1日

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
会員の皆様におかれましては、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に変更となり、会員の皆様の日々の生活や施術所運営等につきましては、コロナ禍前に戻りつつあると思われます。
 
一方で、物価や電気代等の高騰は施術所運営に大きな影響を与えており、会員の皆様の生活を守るために私が共同代表を務めさせていただく「全国柔道整復師統合協議会(会員施術所数15,149ヶ所、令和5年3月31日現在)」から全国の都道府県に対して、柔道整復施術所等への物価高騰への支援の拡充に関する要望活動を行いました。

その結果、東京都では初の施術所向けの支援金が支給されるなど、全国の自治体において引き続き支援が行われ、一定の成果を上げることができました。残念ながら一部の自治体においては施術所向けの支援が行われず、また、東京都墨田区は特定団体に加入しなければ支援金を支給しないなどの行政差別が行われたのは、私どもの努力が足りなかったものと反省しております。

令和6年は、柔道整復師の業界においては大きな変革の年になると言えます。「柔道整復療養費のオンライン請求導入の方向性の決定」、「令和6年4月から導入されるオンライン資格確認」、「2年に1度の療養費改正」、「広告ガイドラインの制定」などが予定されており、業界団体として一致団結して取り組まなければなりません。

特に、「令和6年4月から導入されるオンライン資格確認」につきましては、国民(患者)にご迷惑をお掛けしないために、施術所におけるスムーズな導入が必要不可欠となります。私ども全国柔道整復師連合会は、引き続き厚生労働省、全国柔道整復師統合協議会と連携して、会員の皆様への情報提供を始めとして導入支援を行ってまいります。

今後も、「現場の柔道整復師が目の前の国民(患者)の施術に専念できる環境を創る」ため、全国柔道整復師統合協議会を中心とした関係機関と協力してまいります。
本年も皆様のご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和6年元旦 
一般社団法人全国柔道整復師連合会
代表理事 田中威勢夫

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