代表理事挨拶

柔道整復師が患者の施術に専念できる環境作りへ向けて

昨今の世界情勢は、不安定な方向に目まぐるしく変化をしています。
それらに伴い我が国の予算配分も変動し、今後10%に上げられる消費税も、果たして当初の目的である「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税」として使われるのか、期待は薄れていくばかりです。

さらに憲法第二十五条で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」とされており、我々柔道整復師も国民医療の一翼を担うために力を尽くしてきましたが、国会では「自己責任」という言葉が飛び交い、医療分野も今後の方向が掴めない状態にあります。

全国柔道整復師連合会は、これまでに公益社団法人日本柔道整復師会をはじめ、関係団体との連携に取り組んで参りました。
また、柔道整復師団体情報交換会や柔道整復師連携フォーラムを開催し、団体の垣根を超えた全国の柔道整復師の先生方と情報や意見交換を行い、厚生労働省からもこの活動を高く評価していただいています。

さらに、社会保障審議会医療保険部会 柔道整復療養費検討専門委員会に専門委員を輩出させていただき、厚生労働省や各保険者、そして有識者の皆様と共に、国民目線の制度改革を進めて参りました。

現在は情報化社会です。皆様が抱える課題や問題点を全国柔道整復師連合会で集約し、迅速に共有することによって、今目の前で痛みを訴えておられる患者さんの施術に専念できる環境を作るために、皆様の更なる結集をお待ちしております。

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