議員連盟総会
2016年2月12日
2015年2月10日
本日は、国会議員で構成する「柔道整復師の業務を考える議員連盟」に、
田中会長、近藤理事をはじめ約20名の全整連メンバーで出席致しました。
全整連からは、柔道整復師の制度改正等に関する要望書を提出させて
いただきました。その中でも、保険者の度を越した患者調査について
厚生労働省と協議を行いました。
例えば、患者さんが階段から落ちて怪我をした場合、ある保険者は、
「その階段は何段あったのか?」「その階段の角度は何度か?」等の、
一般的には理解し難い患者調査を行っているところもあります。
患者調査は違法ではありません。我々柔道整復師は、国民の皆様に
安心・安全な治療を提供し、適切な療養費の取り扱いを行う必要があります。
その点、今後も業界内の襟を正していく必要があります。
しかし、あきらかに度を越した患者調査は、「被保険者の負担の軽減」という
点を逸脱し、保険者側の先入観や仮定の判断を踏まえた誘導的な聞き取りが
行われ、逆に患者さんに負担を強いる結果になっています。
厚生労働省保険局保険課からは、「柔道整復師の施術の療養費の適正化への
取組について(平成24年3月12日付、連名通知)」を踏まえて、適切な患者調査の
実施を行っていない保険者に対しては、個別に指導を行うとの回答をいただきました。
議連役員の武正公一先生、岸本周平先生、泉健太先生、大西健介先生をはじめ、
本日ご出席いただきました多くの国会議員の皆様に心から感謝申し上げます。
今後も、業界の意見を集約して行政や関係機関と協議を行ってまいりますので、
全整連を宜しくお願い申し上げます。